日本での定義の紹介。お役所ふうのややこしい表現ですよ。「15歳以上人口のうち調査期間に、仕事を少しもしなかった人のうち、積極的な求職活動をしていた者。更に事業開始の準備をしている者、過去の求職活動の結果を待っている者も含む」です。ここで「調査期間」とは毎月の末日に終わる1週間。その間の状況について約4万世帯を選んで調べ失業者数を推計します。「仕事を少しもしなかった」とは「調査期間中収入を伴う仕事に一時問以上従事した者を除く」という意味。わかりやすく言えば、この1週間の間に1時間でも収入をともなう仕事をした人は失業者とみなさない。ちょっととヘンでしょ?「積極的な求職活動」をしているかどうかを判定するのも「調査期間」の1週間。前の週まではがんばったけど今週はバテて、求職活動しなかった人は、失業者には入れない。
経営の効率がよくなれば、収益力は向上します。利益が増えれば、会社は強くなります。しかし、強い会社になっても良い会社になれるとは限りません。強い会社なのに、良い会社になれないのは、その会社の常識と社会の常識にずれが生じているからかもしれません。仏教の理念をもとにした仏教経済学では、「自利利他」という言葉がよく登場します。本来は、修行を重ねて悟りを得るとともに、他人にもご利益を得させるという意味です。会社は利益を最大にするよう努力しつつも、その利益は社会のためにも役立てなくてはなりません。そうでなければ、カネもうけが上手な会社にはなれても、尊敬される企業にはなれません。企業が社会の一員として消費者に支持されるためには、社会のなかでの会社の存在理由をよくかみしめて、企業の使命をはっきりさせていくことが不可欠です。
情報価値にはいろいろある。「カー・オブ・ザ・イヤーに輝いた」とか、「街を走っていると女の子が振り向いた」とかいったものである。これらは単に物理的性能にはまったく関係がないのが特徴である。ブランドというのは実はこのような情報価値が多くあるものを指している。コーヒーカップはコーヒーが飲めればよいはずであるが、やっぱり「ロイヤルコペンハーゲン」のほうがいいと思うのである。かばんはモノを運ぶ道具であるから、ただ入ればいいのだが、やっぱり「ルイヴィトン」や「グッチ」のほうがいいのである。これらは品物それ自体に加えて、伝統とか希少性とかいったものをもっているかゆえに高く評価されるのであるが、それが情報価値というものである。現代社会では製品はただ使えればよいというものではなく、製品に付加された情報価値が製品の価値を決めてしまう。しかもこの情報価値を伝達する手段はまぎれもなく広告とか広報といったものである。ここに情報産業、広告産業が今口隆盛している理由がある。