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女は、「男の装飾品」ではもはやない

女は、「男の装飾品」ではもはやない。しかし、この間のプロセスが明らかにしたことは、かといって女性は男性化しなかったということである。キャリアとして働いていても、女はなおかつ女性性を保ちたいと願い、そうするための努力を惜しまない。仕事にも励むけれど、だからといって女性は消費の快楽も手放そうとはしない。「自分へのご褒美」とは、キャリアの女性がブランド品を買う折の決まり文句と化した感がある。女は、家庭から解放されても消費の快楽を放棄したりはしなかったのだ。それはいつまで続くのか?ところが、ここから男女の関係が非対称になってゆくのだが、そのうえでなおかつ女性は、贅沢を─つまりブランド品を─自分で買うだけではなく、他人に買ってもらいたいと望んでもいる。ここで言う他人とは、具体的にはたいてい両親であり、さらには「彼」である。そのとき多少とも性的な関心をもって、男女としてつきあっている相手の男性だ。わたしの友人の名せりふを思い出す。「ブランドっていったい何なのだろう?」そうつぶやいた私に、間髪を入れず彼女はこう言ってのけたのだ。「彼からもらうものよ!」もちろんジョークだが、友人の言葉はわたしの虚をついた。ブランドをめぐる男女の非対称的な関係性に眼をひらかれたからである。そう、逆はジョークでさえありえない。男が女からブランド品を贈られる事例は、その逆の事例に比して極端に少ない。

ジュエリーは思い出も加わると、価値が増える

ジュエリーは思い出も加わると、その価値が増します。男性から贈られる、母親から贈られる。どちらも素敵な光景です。でも、世界中で一番愛しい自分のために何かのご褒美として自分自身にジュエリーを贈る。これこそ本当にクオリティの高い贈り物ではないでしょうか。多くの知的な大人の女性たちは、仕事でベストを尽くしたとき、颯爽と宝石店のドアを開け、自分に合うものをじっくり選んでいきます。ある友人は中指のカルティエのリングを指さし、「ご褒美リングなの」と誇らしげに微笑みました。それこそまさに最高のアクセサリーなのです。自分の一部として一生大事に、大切に付き合っていけるものです。あなたの指にもいつか必ず輝かせていただきたいリングの一つです。

カジュアルな装いについて

カジュアルフライデイ以外のカジュアルな装いについて、つけ加えておく。触れた通り、カジュアルウェアは、歴史を踏まえると、クラシック、スポーティ、リゾート、ワーキング、ミリタリー、タウンなどに分類される。カジュアルフライデイのウェアと、ほかのカジュアルなウェアの違いは、前者はもっぱらインドア、後者は初めからアウトドアを想定している点にある。双方ともに重ね着の発想はあるが、前者はお洒落のためにアウターとインナーが存在し、後者のアウターとインナーは、もっぱら寒暖の調節である。アウトドア用の衣類が乱れやすいのは、目的の第一に機能性が当てられているためだ。服装にさほど関心がない人なら、快適さだけを求め、どんなスタイルでも、という発想になりがちになる。重ね着をする場合も、アウターのジッパー・なりボタンが、ジャケットと異なり首まで覆う。インナーにどんな類を着ようが、すべては隠される。


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